国保医療費、広島と沖縄で1.6倍の差(医療介護CBニュース)

 1人当たりの国民健康保険医療費が最も高い都道府県は広島で、最も低い沖縄との格差が約1.6倍であることが、厚生労働省が1月8日に公表した2007年度医療費マップで分かった。

【2007年度都道府県別一人当たり実績医療費詳細】


 医療費マップは、厚労省が1人当たりの国民健康保険医療費などを都道府県別にまとめ、地図として表したもので、年に1回公表している。
 今回まとまった07年度のマップによると、1人当たり国保医療費(実績)の全国平均は40万7000円で、06年度の39万円から1万7000円上昇した。

 都道府県別に見ると、最高は広島の51万8000円(前年度比2万4000円増)で、以下は05、06年度トップだった高知の51万7000円(同2万円増)、山口51万6000円(同2万1000円増)と続いた。また、2000年度以来、5年連続で最高だった北海道は、50万3000円(同1万7000円増)で5位だった。
 一方、沖縄は33万円(同1万8000円増)で、2000年度以来8年連続で最も低くなった。千葉33万2000円(同1万6000円増)、埼玉33万8000円(同1万6000円増)も低く、最高の広島と最低の沖縄の間には、単純計算で約1.6倍(18万8000円)の差が見られた。

 また、年齢による影響を除いた1人当たりの保険給付費は、福岡が最も高く、次いで徳島、北海道と続いた。一方、最低だったのは千葉で、長野、静岡も低かった。1人当たりの国保医療費が最高だった広島は5位、最低の沖縄は20位だった。


【関連記事】
国保組合への国庫補助、初の実態調査結果を公表―厚労省
国民健康保険診療施設数は6年連続の減少
後期高齢者、昨年度の医療費は約11.3兆円
国保の保健事業で初会合―厚労省懇談会
国保医療費は“西高東低”

英語で日本のニュースを読む
私の親、家庭教師です。
出会いランキング
現金化
クレジットカード現金化

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。